尿漏れ、尿失禁 悩んでいないで婦人科に受診を
秋の空気を感じてきましたね。ブタクサなどの秋花粉が舞い始めてきました。
皆さんはこんな経験ありませんか?
突然襲うくしゃみで チョロ あっ!!
風邪をひいて止まらない咳に思わず うっ!!
軽く持てると思った荷物を持ったら意外と重たくて あ、マズイ・・・(@_@;)
さっきトイレに行ったばかりなのにムズムズ・・・もれそう・・・。
このような経験は成人女性の4人に1人が経験すると言われています。
尿漏れの分類と頻度
女性の尿漏れは3つに分類できます。
■腹圧性尿失禁:咳やくしゃみ、大笑いすると漏れてしまう。重い荷物を持った時に漏れてしまう。
■切迫性尿失禁:トイレに行くまで我慢できない。トイレに行く回数が増えた。トイレに行ったばかりなのにすぐに行きたくなる。
■混合性尿失禁:腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両者が存在するもの
頻度としては、腹圧性尿失禁が約50%と最も高く、次いで切迫性尿失禁が約20%、混合性尿失禁が30%となっています。
尿失禁の原因
私たちの下腹部にある内臓(膀胱・尿道・子宮・膣など)は骨盤の中で保護されています。その内臓を支えている筋肉を骨盤底筋と言います。出産や加齢に伴い、骨盤底筋群が脆弱化して膀胱や尿道が下垂することで、尿漏れを引き起こします。
妊娠中には約半数以上の妊婦さんが尿漏れを経験し、出産後は自然に改善すると言われていますが、尿漏れが続く場合には早めにご相談ください。
産婦人科受診のすすめ
尿漏れはあるけど、どこにかかればいいのかよくわからない。泌尿器科?という方もいるかと思います。
当産婦人科外来では、尿漏れ、尿失禁による症状・障害をスコア化して、治療方針の決定、治療効果の判定しています。先ずは悩んでいないで、産婦人科外来にご相談ください。