ふたわ✿産婦人科

千葉県船橋市にある病院の産婦人科。産婦人科医・看護師・助産師によるブログ。現在、分娩休止中ですが再開予定のため、医療・保健活動は継続しています。このブログでは、産婦人科にまつわることなら病気のことだけでなく、他人には聞きづらいこと、ちょっとした疑問にお答えしていきます。個人的な質問にはお答えできません。

若年(10代の)妊娠

 現在、晩婚化・晩産化と同時に若年による妊娠・出産も増えています。

その中で、若年妊娠の方は普段、学校に通っている学生さんということも少なくありません。

 きっと…「思いがけない妊娠」という方が多いのではないでしょうか。

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   若年妊娠に伴う注意点・問題点として・・・

 

1 身体の未熟性

 「年齢の割にしっかりしている」ではなく、身体の年齢、成熟度が多いに関係します。骨格やホルモンバランスなど未熟が故に正常な妊娠経過を辿れるか…リスクを伴うことが多いのです。

 

2 経済的不安

年齢的に学生ということが多いですよね。妊娠中ということもあり、自身でフルに働き続けることは難しいです。パートナーも学生だったり、パートナーの収入やパートナーがいない場合、生活していくための資金をどのように工面していくか。

 

3 避妊への知識不足

思春期は生理が不順だったり、また不順に対して気にかけることが少なく、妊娠に気付くタイミングが人工中絶を選択できない22週を超えてしまっているケースもあります。

 また、こちらが妊娠の可能性が無いか聞いても、本人は「絶対無いです。(膣外射精したから)」と言うように避妊の知識も薄いこともしばしば・・・

 

4 家族の支援

 デリケートな問題な為、家族に相談することができず一人で抱え悩んでしまう子もいます。このことが未受診へと繋がり、母体と赤ちゃん双方の命が危険にさらされてしまいます。両親の共働きなどで家に独りでいることが多かったり、寂しさなどから、誰かとの交流を求めて…という経緯などもある中、親御さんから妊娠に対して責められたり…というケースもあるようです。

 

5 就労への道

 彼女の妊娠を機に学校を辞めて仕事につく男子学生は少ない印象です。学業を維持しつつバイトなどで貯蓄する方もいるでしょう。授業・修学旅行・部活・友人との交遊など、男性側は比較的いつもと変わらない学校生活を送ることが多いと思います。一方で女性側は学校を中退してしまうと、卒業資格は難しく今後育児しつつ、落ち着いてから通信制に通ったり、就労への道を目指したり。

 

6 学業の維持

 日本では、妊娠のタイミングにもよりますが、「一時休学」や「自主退学」という流れがあるようです。

「自主退学」の中には「何かあったら対処できない」「体育の授業はどうするか」「周りの生徒に示しが付かない」などという理由で、学校側から退学をすすめられるケースもあるそうですが、全て本人が背負わなければいけない問題でしょうか・・・。

知るべき知識・正しい知識を得る機会が少ない中で責める事に対しては疑問に感じます。

 

そんな中、2018年3月30日 「公立の女子高生の妊娠」3割が「自主退学」という記事が出ました。  

mainichi.jp

 

 タイミングがあえば、妊娠の確率は約20~25%と言われています。(もちろん年齢により確率は変わりますが)

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  さて・・・

 

皆さんはどちらを思ったでしょうか。妊娠を希望される方にとっては低く感じ、妊娠を考えていない状況下では、以外にも高い確率のように感じませんでしたか?

 

 性行為体験者が低年齢化している一方で、性教育に関しての指導などにも学校により差があり、正しい知識を得ないまま、妊娠に至ることが多いように感じます。

妊娠することが悪いのではないですよ☆

 

 身体的・精神的・経済的な環境の準備が整っている。または整えることができる状態で迎える方が、少し不安が軽くなりませんか?

一人で抱え込まず、相談し協力できる存在が近くにいるって心強いですよね。

家族や友人、パートナーにも相談できず、不安を抱えている方がいたら、医療機関でも相談の窓口として対応しています。

 

最後に・・・

 周りの人もあまり経験していないようなことが、自分自身の身に起こった時、妊娠に限らず不安でいっぱいになりますよね。

誰に相談したら良いのか。何を選択したら良いのか。何も考えられず時間だけが一刻一刻と経過してしまうかもしれません。

しかし妊娠した場合、お腹の命は成長し準備を始めています。皆さんがこの命と同じペースで心や環境の準備をすることは、とても大変な事だと思います。

だからこそ、私たちは一緒に考え「一人ぼっちのお母さん(女性)を作らない」をモットーに日々活動しています。

 「産むことが正しい」「中絶がいけないこと」とは言えません。それは、女性自身が自分の意思で決定できる権利があるからです。

 学生の皆さんはどんな人生プランをイメージしていますか?

何歳ぐらいでどのような仕事・結婚・妊娠・育児を考えていますか?

一度きりの大切な人生です。ぜひ想像してみて下さい☆

 

hutawa-ohana.hatenablog.com

 

 

hininno-susume.jp

 

www.jfpa.or.jp

「避妊失敗したかも・・・?」と不安な時は

*全国の緊急避妊ピル処方病院

緊急避妊薬処方施設検索 - Dr.北村のJFPAクリニック

離乳食の今昔

当院では「孫育て教室」を3回シリーズで行っています。

今回は、孫育て教室・第3回の「離乳食について」の内容を、ちょっとだけご紹介します。

 

おばあちゃんとの離乳食にまつわるジェネレーションギャップはありますか?

昔と今では大違い・・・な、離乳食のお話です。

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離乳食で一番大切なこと

孫育て教室・第3回では、栄養士と、産婦人科スタッフで離乳食のお話しをしていますが、私たちが一番お伝えしたいポイントは、食事は楽しく&離乳食は頑張りすぎないこと、です。

ママが一生懸命作った手作り離乳食も、ぜんぜん食べてくれなくて・・・「なんで食べないの-----!!!」f:id:hutawa-ohana:20180411151755p:plainf:id:hutawa-ohana:20180411151904p:plain

となることもありますよね。それは頑張っている証拠なので、おもいきって頑張るのをやめてみませんか?

 

大人のとりわけで充分赤ちゃんの食事は作れますし、ベビーフードにも、もちろん頼っていいのです。そして余った時間で、先にママが温かい食事を食べてみてはどうでしょうか。たまには赤ちゃんに少しだけ待ってもらってゆっくり(・・は無理かもしれないけど・・)食事をとってみたくないですか?ママが満たされる時間も大切です!!

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赤ちゃんの成長発達、月齢にあわせた離乳食のすすめ方の基本はもちろんありますが、ただ、その通りにいくとは限りませんね。雑誌や本に載っいるメニュー・献立などは見た目重視の作品、、くらいに思っていていいのです。実際には毎食違った素敵メニューは不可能です(断言)。

 

 

ちなみに

私たちスタッフの経験・よく使った食材・メニューは、、

・炊飯器で大人のご飯を炊くとき、カップなどで赤ちゃんのおかゆを一緒に炊いたり

・お麩をすりおろして使ってみたり

・ちょっと頑張って大根餅とか

・ぼそぼそして食べにくいものは芋類(ジャガイモ、さつまいも、里芋)をマッシュ

 して混ぜ込んだり

・ひき割り納豆も食べてくれると大助かり

・それとやっぱりベビーフード

 レバーのペーストなどはおばあちゃん達も良く使っていたそうですよ

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何でもよく食べてくれる子もいれば、むせてなかなかすすまない子もいたり、個性もそれぞれです。

また、アレルギーが心配な赤ちゃんもいます。初めて与える食材は、かかりつけ医の診療時間内に試してみると何かあっても安心ですね。

 

びっくり! 昔の離乳食の常識

大人が噛み砕いてあげていた!食器の共有なんて当たり前!

今のおばあちゃん世代が読んでいた本を見てみると、びっくりするようなことが書いてあったりします。

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例えば・・・

3ヶ月以降の赤ちゃんで、ミルク嫌いの子には果汁をあげましょう!

とか、、同じく3ヶ月以降の赤ちゃんで便秘の時は、ヨーグルト(しかも砂糖入り)1瓶食べさせていいですよ・・など

 

離乳食の開始時期も、早ければ4ヶ月頃から、そしてその前に果汁は生後1ヶ月から飲ませて色々な味に慣れさせましょう・・・

 などなど、、今考えたら根拠がなく、慣習として行なわれていたことが多いのです。

 

それもそのはず

例えば、虫歯の原因の一つが虫歯菌であるとわかっている現代では、大人と食器の共有などはしないようにママ達は教わっています。

虫歯菌が広く知られる前のおばあちゃんたち世代からすれば、このような常識がなかっただけのことなのです。

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孫育て教室に参加されるおばあちゃんたちからはよく、「昔と比べると変わりすぎていて(呆然)」というような戸惑いの声が多くあがります。

どのおばあちゃんも、「新米ママをサポートしてあげたいんだけど、OO年前のことも忘れちゃったし今のやり方が知りたいわ」といわれます。

 

離乳食に限らず、子育てのジェネレーションギャップ、ここには書ききれないほどたくさんあります。そこで、少しでもギャップが埋まれば、と開始した孫育て教室。

 

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このほかにも内容盛りだくさんなので、ぜひ新米おばあちゃんにおすすめしてみてくださいね。

母乳育児の止め時って?~断乳・卒乳・さらに自然卒乳~

 

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 母乳外来では、赤ちゃんが上手に吸えない・おっぱいの張り・乳首の痛み・母乳不足感・断乳処置などなど、色んなママから相談を受けます。

 中でもよく出てくるのが「卒乳について☆」

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     内容は様々ですが「母乳育児の止め時」について悩むママが多いと感じます。

 そもそも「断乳と卒乳」って何が違う?目的は?誰が決める? 

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  それはね。ママと赤ちゃん(子ども)に合った母乳育児の止め時がそれぞれあって,

その選択に不正解はないのです

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    実は正式な言葉の定義は無く、一般的には以下のように捉えられているようです。

断乳:ママ側が決めた時期に一気に授乳を止めること。

卒乳:子供(赤ちゃん)側が乳を卒業すること。

ただ、一言で「卒乳」と言っても、ママから赤ちゃんに「この日でおっぱいバイバイね」と説明して赤ちゃんから許可をもらい、赤ちゃんから拒否されずに一気に授乳を止めること(計画卒乳)や復職などで離れているときだけおっぱいを吸わないこと(部分卒乳)もあれば、ママに促されずに赤ちゃん(子ども)自ら乳から離れていくこともあります。

ここでは後者を③自然卒乳として表すことにします。

 

 

自然卒乳って?

 日々ママと赤ちゃんに関わっていますが、 「小学校上がるまでおっぱい吸っていました」というママには、なかなか出会えません。皆さんの周りにいらっしゃいますか??

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   それは周りの人からのアドバイスによるものかもしれませんし、中には「遅くてもおっぱいは離乳食が完了する時には卒業しなくちゃ」という日本の風潮もあるかもしれません。

 

調べてみると、様々な機関で授乳に関しての見解を出していました。

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このように、自然卒乳とは子どもが自然に飲まなくなるまで、ママは細く長く母乳育児を続けていく事と言えますね。

 

☆100%ではありませんが、母子共にこのような利点も望めます☆

赤ちゃんにとって

①口腔発達に良い

②病気にかかりにくい

③安心感を与える

④病気のときの良い栄養源

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ママにとって

①避妊効果

排卵抑制による乳がん・子宮体がん・卵巣がん予防効果

③ホルモンによるリラックス効果

④母子のスキンシップの時間

⑤簡単に子どもに安心感を与えられる

骨粗しょう症になりにくい

 

 よく、長期授乳を実践するとなると“じゃあ次の子は作れない?”って考える方もいらっしゃると思いますが、妊娠は可能です。

 上記に「避妊効果」と書きましたが、授乳頻度が少なければ妊娠できるホルモンバランスに戻ります。

また、医学的には妊娠中の授乳は胎児の発育不全や流・早産には関係が無いことが分かっています。(過去に流・早産の既往があったり、授乳による子宮収縮が頻繁であるなどの症状がある時はかかりつけ医にご相談下さい)

 

レッツ!!きょうだい同時期授乳(タンデム・ナーシング)

兄弟姉妹がママのおっぱいを分け合って同時期に母乳を飲むことをいいます。同時に2人飲ませれば、授乳時間が短縮します。

1人ずつ授乳すると時間は2人分かかりますが、ひとりひとりゆっくり相手をしてあげられます。

この場合、待っている子がほかの事に興味を移しておっぱいを忘れてしまっても、約束した授乳は声を掛けてあげてくださいね。(その後どうしたいかは、その子にお・ま・か・せ)

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そしてなんと(・▼・)!!自然卒乳を実践しているママがいました!!

 そうは言っても、ピンとこないですよね?

“皆さんにどのようにお伝えしようかな?”って考えているときに、Twitterでタンデム授乳しながら自然卒乳を実践しているママと出会いました。

当ブログへの掲載に許可を頂いたので、ぜひ読んでみて下さい。

 

自然卒乳を無理なく続ける秘訣

 ショコラさんも書いていましたが、2歳以上の子に授乳をしていると、まわりの目が気になったりありがた迷惑なことを言われることもあるかもしれません。

 母乳育児はママも赤ちゃんもラクで楽しくないと!!

  もし自然卒乳やきょうだい同時期授乳に興味がありましたら、下記のサイトを見てみてくださいね。

 

 よく受ける質問を「母乳Q&A」として作りました。

よかったら覗いてみてくださいね。

 

hutawa-ohana.hatenablog.com

 

 

母乳Q&A

 Q1、母乳で虫歯になる?   

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A1、母乳だけでは虫歯にはなりません。

  乳歯を母乳に浸した実験では、母乳のみでは虫歯はできず、ショ糖という炭水化物を母乳に混ぜたら虫歯になりやすかったという結果が出ています。

  赤ちゃんに歯が生えてきたら,フッ素による虫歯予防を歯科医に相談する・母乳以外の甘いものを食べた後は歯磨きをするなどで虫歯の予防が可能になります。

                                                                                          

Q2、次の子が欲しいときは? 

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 A2、今は何を一番優先したいかを考えてみましょう。

 前述のように授乳間隔を空けるだけで妊娠可能な状態になる人が多いですが、「月経はあるけど出来ない」と言う方もいらっしゃいます。

そういう場合は産婦人科医に相談してみてください。ホルモンバランスが妊娠するにはイマイチということもあり、完全に授乳を止めないと妊娠できないこともあると思います。

  その時点で「授乳を優先するか次の子を優先するか」を選ぶのは、家族の気持ち・赤ちゃんの気持ち・自分の気持ちを一番理解しているママ。

  ママの選択に不正解はありません。

ママの率直な気持ちを家族や医師に伝えてみてくださいね。

 

 

Q3、次の子を妊娠しましたが、どうしたら良い?

A3、過去に流・早産の既往があったり、授乳による子宮収縮が頻繁であるなどの症状がある時はかかりつけ医にご相談下さい。

   それ以外の方の妊娠中の授乳は、医学的には胎児の発育不全や流・早産には関係が無いことが分かっています。

   妊娠を機に赤ちゃん返りをする子も多くいます。その子達にとってはおっぱいを吸うことが何よりの精神安定剤になります。

   また、この時期は自然卒乳の可能性も60~70%あるので、逆にママが寂しくなっちゃうかもしれないですね。

 

Q4、補完食(離乳食)が進まないのは母乳のせい?     f:id:hutawa-ohana:20180328142949j:plain

A4、母乳育児と補完食の食べ具合は関係ないようです。

 離乳食が進まないことが理由で卒乳を決めたママに結果を聞いてみると、よく食べるようになった子もいれば変わらなかったと言う子もいます。どちらにしても最終的にはきちんと食べるようになります。

   離乳食を嫌がるようなら、まずは赤ちゃんが望むだけおっぱいを飲ませると、心に余裕が生まれるかもしれません。その後に誰かと一緒にテーブルにつくと、食べることに興味を持つかもしれません。

  「誰か」はママでも家族でも。子育てサークルや支援センターなどで同年代の子が食べているのを見るのも良い刺激になるかもしれませんね。

 

Q5、保育園や幼稚園に入れるのですが(復職したいのですが)、どうしたら良い?

A5、「部分的卒乳」という方法があります。

 離れている時間帯は、離乳食や冷凍母乳・ミルクで栄養を補って、一緒にいる時はゆったりおっぱいをあげる方法です。

  ママは離れている時間帯に軽く搾乳しておくと乳腺炎予防になります。(直接吸わせている量よりも搾乳量が少なければ、徐々に分泌量が減っていくので、しばらくしたら搾乳も要らなくなりますよ)

  授乳時間は、お互い離れ離れだった寂しさを埋める時間でもあります。添い乳など、ママも仕事の疲れをとる工夫をしてみてくださいね。

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Q6、周りから“もう卒乳したら”と言われます。どうしたら良い?f:id:hutawa-ohana:20180328143847g:plain

A6、お互いが嫌な気持ちにならない工夫を。

 助言してくれる人は良かれと思って言ってくれているのかもしれませんが、言われてしまうと自分が間違っているような気がしてしまうかもしれませんね。

 ママ友や親は自分の育児経験から、赤の他人は「長期授乳」を知らないだけ、パパにいたっては赤ちゃんに嫉妬しているのかも・・・?

 そんなとき、聞き流せるママは自分の思い通りに。

気にしちゃうママはその人の前では授乳しないで済むように、子どもと約束して授乳する時間や場所を決めておくのも一つの手です。

 

Q7、長期授乳をしていたら、胸の形が崩れませんか?

A7、卒乳直後はおっぱいが柔らかくたるんだ感じを受けるかもしれませんね。

  でも時間が経てば徐々に張りや大きさは戻ってくることが多いです。授乳や抱っこは大胸筋を鍛えるのに役立ちます。

デートDV

☆甘酸っぱい思春期中高生の皆さん、合コン参戦大学生の皆さん☆

恋愛してますか~(・▽・)?パートナーがいる方、探している方、そして現実逃避している方、ご自分の現在・過去の恋愛を振り返って、こんな事ってありませんでした??今回のテーマはデートDV。もしかして、ケガを負うようなものばかりをDVだと思っていませんか?

 

              違いますよぉ!!

 

デートDVとは、「恋愛カップルにおける支配・被支配の関係」のことを言います。

要は上下関係があるということですね。

 

特に高校生では3人に1人、大学生では2人に1人がデートDV被害を受けたことがあるというアンケート調査もあるのです。

 種類は様々で、身体的・精神的・行動の制限・性的・経済的など・・・

 

こんな場面・発言があったら注意☆自身の経験や友人にいませんか?

 

1「いつもリードして決めてくれる」

 一見、頼りになるイメージではありますね。リードする人。いわばリーダーは周りの状況を把握し意見をまとめ、より良い方向へ導く先導者です。それを「ついて来い!」という言葉だけで、あなたのペースを考えずに先に突っ走る…胸キュンします?自身に決定権が与えられず、全て相手の選択した通りにする。それって愛し愛される関係と言えるでしょうか…自分自身にも決定権があるか。がとても大切です。

 

 

2「もう・・・ 凄くやきもちで心配性」

自分を大切にしてくれている。気にかけてくれている。守ってくれていると感じますよね。ただ、いま1度確認して下さい。「どこにいるの?何してるの?誰といるの?何時に帰るの?」気付けば着信履歴が埋まる…電話帳登録にその人しか居ないのなら話は別ですが…

それは貴方を守っているというよりも、むしろ監視して管理されているということが近いかもしれません。二人の甘い時間を長く過ごしたい!と思う気持ちも分かりますが、相手の友人・家族と過ごす時間なども尊重しましょう。

 

3「自分の為を想って、悪いところを叱ってくれる」

 「だからキミはダメ。」「キミはいつも間違ってる。」「言うことを聞かないキミのせい。」「キミが決めたからこうなった。」「キミはなんで・・・」「キミの為に言ってるのに」

キミキミって何回もうるさい方ですね。

好きな人に嫌われたくないと思うことは当然です。でも、そんなに貴方が悪いのでしょうか・・・あなたがいつも謝らなければいけないのでしょうか。

 

4「あっ。送っちゃった。」 

 何を?ですよね。スマホが普及している現在、付き合っている時に相手から頼まれ、自分の身体の画像を送信!!

 

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やがて恋の熱も冷め始め、お別れを伝えたとたんに以前送ってしまった貴方の画像をぶちまけようとする相手・・・。幸せの絶頂の中だと、ついガードも緩くなり送ってしまいがち。「全てをさらけ出せる相手」って響きは良いですよね。でも、その関係が続く保障はありません。もし、相手に「送って。」と頼まれたら、断ることが大切です。ぜひ、脳内に保存して頂きましょう☆

 

 

 このような状況があっても、なかなか別れない事が多いです。それは・・・

*恋人がいることの優越感

*愛はつらいもの…だから仕方ない

*好きだから束縛する

*見捨てられるのが怖い(依存)

*自分が悪いから

 

 という背景が大きく関係していると言われています。

 

恋愛など、学校では教わらない内容などは、ネット・漫画・ドラマからの情報の影響も大きく、相手が喜ぶと思っていたことが、実は違うということも大いにあるのです。

 

学校で一番のイケメンから

 


     「壁ドン☆」 

 

 

急に壁際に追い込まれた彼女は・・・胸がドキドキ

 これが!!これが!!恋ってやつなのねぇぇぇええええ!!!!!

             「うん。違うよ☆」

 

これは、だいたい予想外の出来事に対しての衝撃・恐怖感のドキドキに似るもの。

いわゆる「吊り橋効果」ですね。

これも場合により暴力的な行為としてDVになってしまいます(*・*)/

 

恋愛関係に上下関係というものは必要でしょうか?相手のことを大事に想う気持ちは、もちろん大切です。しかし、それを自分のテリトリーの中に閉じ込めて行動を制限したり、相手の意見に耳も傾けないのは、大切にしていることにはなりません。

☆愛情だけでなく尊重するという事がとても大切なのですよ☆

 

もし、現在デートDVで悩んでいるかたがいたら…

彼に知られることなく、相談できる場所があります。

相談したり、誰かに打ち明けるのは勇気がいることですよね。でも、ひとりで悩まず相談してください。

貴方を尊重し、相談しても秘密は必ず守られます。

そしてもし万が一、身の危険を感じることがあったら、警察に110番通報です。

 

皆さんにとって恋が幸せで素晴らしいものでありますように☆

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www.city.chiba.jp

 

DV対策|船橋市公式ホームページ

 

千葉県内のDV相談窓口/千葉県

 

女性サポートセンター/千葉県

 

 

 

最後に

遡る事、○年前の高校生の時、修学旅行を休んだ女の子がいました。その理由は彼に「行くな」と言われたから。理由は旅行先が南方面だったので水着になる事があり、他の男子に見せたくないという事からでした。

当時は「愛されてるね。」「ヤキモチが強いな。」「彼氏さん可愛いね。」と友人から意見が出ました。私も当時は「凄い好きなんだなぁ。」と、ほのぼの感じておりましたが…

 

 いやいやいやいやいやいや・・・・

 

           それってデートDVですやん!!!

 

彼は彼女に対して行動の制限を指示し、彼女は「嫌われたくない。」「彼の為に私ができること。」と共依存のケースだったのかもしれません・・・

 

マタニティブルーと産後うつ


 

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皆さんは「マタニティーブルー」と「産後うつ」、この二つの言葉の意味の違いを知っていますか?

 

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よく症状が似ていることから、同じものだと思われやすいですが、実はこの2つは別物なのです。

 ふたつの違いは

 「マタニティーブルー」とは、ホルモンバランスが変化しやすい、出産後2~3日目など早期に出現するもので、気分の落ち込みや不安感などの症状が続き、通常1ヶ月以内に妊娠前と同じ状態へ戻ることを言います。大きなポイントは一過性であるということです。

 一方、「産後うつ」とは産後数週間から数ヶ月経ってから発症するもので、ホルモンとは関係なく、脳内の伝達物質の不足により、気分の落ち込み・自信が持てない・ここから居なくなり消えてしまいたい....など悲観的に物事を捉えてしまいます。マタニティーブルーが一過性であるのに対し、産後うつは通常の「うつ病」と同じです。

 

なぜ、このようなことが起こってしまうのでしょうか。 

例えば、ママは赤ちゃんのちょっとした変化に気付けるように、常にアンテナを張り巡らせて電波(情報)を拾っていて、妊娠前には拾わなかった周りからの言動や行動に対し、全て受信してしまい、上手く処理できずにパンクしてしまうからかしら。

 

または、妊娠中に「こんなママになりたい。」「ママだからちゃんとしなくちゃ。」「ママはこうあるべき!」という理想や目標を掲げていたのに…心と身体のペースが合わなくなってしまい、現実は理想通りに行かなくて、ショックや責任を感じてしまっていたり?

 

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 実は、去年妊産婦死亡の死因第一位である出血で亡くなった方よりも、産後うつによる自殺で亡くなる方が2倍も多いと言う衝撃的なニュースが発表されました。

 

核家族が多く、誰かと話す機会や環境を作りにくいママが沢山いると思いますし、これからどんどん増えてくるのではないかと考えられます。皆さんの身近にもいるかも知れません。

 

里帰りから帰ってきたママなど、家では赤ちゃんと二人きり…スヤスヤと寝ている時は良いけれど、赤ちゃんに泣かれるのがつらい...または怖い...と感じたりしていませんか?

 

産後うつ病質問診票

 産後うつ病の可能性を調べる簡単な質問票というものがあります。点数が高いほど産後うつの可能性が高くなり医療機関への受診が必要です。

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産後うつにならないようにするには? 

それは、マタニティーブルーが悪化すると産後うつになりやすいということが鍵です。そして、マタニティーブルーは誰にでも起こりうるということを知っておいて下さい。

 

マタニティーブルーの時点で、早期に家族や友達、またはファミリーサポートや医療機関などの関わりがとても大きいと感じます。

 

①食べていますか?

②寝ていますか?

③(感情や便を)出していますか?

産後のママやご家族には「これができていない時には産婦人科に受診を」とお伝えしています。

 

ママさん☆自分の不安や悩み、弱い部分などの想いを誰かに伝える…

いや!ぶつけるぐらいの勢いでいましょう。

 

パパさん。家に帰ったときの奥さんの顔どうですか?

 

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違います…。表情はどうですか?疲れていませんか?笑顔はありますか?

 

「ありがとう」の感謝

「愛してる」の愛情

「お疲れ様」の労わり

「一人じゃないよ」の寄り添い

会話って大切ですね。もちろん、パパさんも遅くまでの仕事、通勤ラッシュでの満員電車、上司・部下へのストレス…?などなど、家族を守るため日々本当にお疲れ様です。そしてありがとうございます。

 

さいごに

人は余裕が無くなると焦り、不安、イライラが増強しやすくなりますよね。出産後のママさんたちは、そこにホルモンの劇的な変化が加わる為、さらにその気持ちは強いものへと変わりやすいです。

 

そんなママさんへ、当院の産婦人科では「一人ぼっちのママを作らない」をモットーに妊娠中から産後まで、地域に根付いた関わりやケアを日々大切にしています。

当院では以下の教室を行なっており、他院でお産した方でもどなたでも参加できます☆いろんな力を借りて、手抜き・息抜きを心がけることがポイントです!

スタッフ一同お待ちしています☆

   

 

  「 カンガルー広場」

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  「授乳・育児サポート外来」
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www.futawa-hp.jp

授乳中だから薬は飲めない??

 風邪・頭や胃などの身体の痛み・便秘・下痢などなど…日々の育児に追われ、授乳中に体調を崩してしまう事ってありますよね?

症状が軽く、薬を内服せずに過ごせる事もあると思いますが、例えばある朝、寒気と熱があり体調が優れません。

なんだか頭も重ダルイ…「薬を飲みたいなぁ。」と思うほど症状が辛い時、あなたはどのように考えるでしょうか。

 

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《Aさんの場合》

 

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「よし!気合いでなんとかするわ。病は気からって言うじゃない。そうよ!これは気のせいなのよ。薬を飲まず治るまで過ごすわ!頑張れ私(T-T)」    

    

《Bさんの場合》

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 「薬も飲みたいし、でも授乳が・・・。どちらか選ぶなんて酷すぎるわ(泣)私にはあなた達が必要なのに・・・!でも現実は残酷ね。わかったわ・・・。私は薬を選ぶ!しばらくお別れね。さようならおっぱい・・・」

 

《Cさんの場合》

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「結構辛くなってきたなぁ…。薬飲もう。」

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~その後の様子を見てみましょう~

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Aさんは体調が辛い中、育児に追われ、家事もこなし・・・気力だけで自分を奮い立たせて頑張ります。

全ては赤ちゃんの為!母強し!と言いたい所ですが、あとどのくらい気力が保てるでしょうか。

さらに悪化してしまうのではないでしょうか?疲労・ストレスなどもある中ですから尚更です。

 

 

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Bさんは薬を飲む代わりに、授乳をしない・おっぱいをやめる選択をしました。

薬も効き始め体調は楽になり、「さぁ!復活よ☆」と、いつもと変わらない日々を過ごそうとしていた矢先。

 

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これは大変!!授乳を止めていたおっぱいはどんどん溜まります。

そして搾乳などせず体調も悪かったこともあり、乳腺炎を引き起こしやすくなっていたのです。

乳腺炎がさらに悪化した場合、解熱と炎症止めとして薬が処方されることもあります。そして乳腺炎の一番の対処法は赤ちゃんに溜まった母乳を飲んでもらうことが大切です。

さぁ、Bさんは困りました。「薬を飲まなきゃいけないのに、授乳もしなくちゃいけない?私はどうしたらいいのぉ!?」

 

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Cさんは薬を内服し今まで通りに授乳をしました。

薬も効いて体調も次第に戻り始め、Cさんは短期間ですっかり良くなり、いつもと変わらない生活を送り始めました。

 

このような3名の選択とその後の経過、皆さんはどう思いますか?

 

専門機関の情報を参考にしましょう

よく、母乳はママの血液から作られているので、薬を内服すると血液中に薬の成分が流れ薬剤の混じった母乳を飲ませてしまい、「赤ちゃんに影響するのでは」と考える方が多いようです。

また、市販薬などにも注意書きとして「授乳中の方は医師に相談」と書かれていることがほとんどなので、尚更不安になってしまいますよね。

 実は、国立成育医療研究センターによる「授乳中の薬」についての研究結果では、解熱剤・痛み止め・抗菌薬などの安全性が証明されています。

そして、禁忌な物は抗がん剤精神疾患で長期使用される薬などの一部だとわかっています。

 下記のサイトはこれまでの科学的な情報もとに評価を行い、授乳期でも安全に使用できると考えられる薬の紹介です。

妊娠と薬情報センター:授乳中の薬の影響 | 国立成育医療研究センター

 

 

 

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安全と言われているけど、母乳に薬は混ざらないの??

  時々、薬を飲んでから1~2時間空ければ良いのでは?と考える方もいるようですが、薬の種類や1日に飲める回数の違いによって、身体から薬剤が排出される時間は様々です。

そして、確かにママが内服したお薬は血液を通し母乳に移行します。

しかし、その量は非常に少ない量であり、限られた薬(禁忌とされている薬)以外は、赤ちゃんへ影響を及ぼす程の量ではないのです。

 

最後に・・・

どうしても育児中は、自分のことを後回しにしてしまい、体調が悪いときでも赤ちゃんのことを第一に考えているからこそ、我慢をしてしまいますよね?ママだって辛いときは辛いんです。

また、産婦人科以外の医師の中には、授乳中の方に使用できる薬に対して、あまり詳しくない場合もある為、処方できなかったり、「産婦人科の医師に確認して下さい。」と言われてしまうケースもあります。

その際は使用できる薬剤の表を活用して頂いたり、下記の授乳中の薬についての専用電話相談窓口を活用してみて下さい.ね。.

www.pmda.go.jp

 

飲める薬もあるのです。授乳を止めなくても大丈夫な薬もあるのです!

早く症状が落ち着いて、笑顔のママでいられる応援をさせて下さい。